May 06, 2020

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Install Ubuntu 20.04 LTS - Focal Fossa (日本語)

Ubuntu の新しい LTS である Ubuntu 20.04 Focal Fossa が 2020 年 4 月 23 日にリリースされたので使ってみた。

Desktop と Server

Ubuntu には「Ubuntu Desktop」と「Ubuntu Server」の 2 種類がある。 簡単にいうと、Ubuntu Server はビジネスのサーバー用途向けのものだ。 (もしかすると、Ubuntu Server は Linux の専門家以外には難しく感じられるかもしれない。)

まだ Ubuntu 20.04 における両者の違いを詳細に確認したわけではないが、おそらく下記のような物だと思う。

インストールされるソフトウェアパッケージの数

初期状態において Ubuntu Desktop には Ubuntu Server 以上のソフトウェアパッケージがインストールされている。

例えば、その名の通り Ubuntu desktop ではデスクトップ環境がインストールされる。

Ubuntu Server ではデスクトップ環境は初期状態ではインストールされない。 黒い背景に白い文字が表示されるだけで、アイコンも壁紙もないのだ。 ユーザーは必要ならば追加でパッケージをインストールすれば良い。 Ubuntu Server はビジネス用途なので、ユーザーはそれを出来ると想定されている。

多くのソフトウェアがインストールされている事が必ず良いとは限らない。 プログラムの数が多くなれば脆弱性も多くなるだろうし、より多くのコンピューターリソースを必要とするようになるだろう。

チューニングパラメーター

Ubuntu をリリースしている Canonical は Ubuntu Desktop をインストールするコンピューターとして CPU が 2 コア以上、メモリが 4 GB 以上を推奨している。 各種パラメーターも、そのようなコンピューターである事が前提に設定されているだろう。

一方、Ubuntu Server のパラメーターはもっと貧弱なコンピューターを想定してあると思われる。 Ubuntu Server のユーザーにとって、パラメーターチューニングは難しい事ではない。 それよりも、インストール直後にリソース不足によって OS が立ち上がらない事のほうが深刻な問題だ。

設定と感想

インストーラーのイメージはここからダウンロードできる here.

今回、自分は Ubuntu Desktop を選択した。

デスクトップ環境には GNOME が使われている。 GNOME は久しく使っていなかったのだが悪くはない。 (ショートカットキーで少し困ったが大きな問題ではなかった。)

fcitx パッケージ

日本語入力には uim, ibus, fcitx の 3 種類のパッケージが使えそうだ。 scim パッケージも有るが Google の日本語 IME である mozc が対応していない。 今回は fcitx を選択した。

あと、英語入力と日本語入力の切り替えにデフォルトでは “Ctrl-space” キーが割り振られていたので変更した。(emacs で同じキーバインドを使っているため。)

Alt + F1 キー

“Alt + F1” キーがプログラムランチャーやアクティブウィンドウの切り替えとして使えて便利だ。

アクティブウィンドウの切り替えには “Alt + TAB” が有名だと思う。

しかし、自分は Ubuntu を Windows10 上の VirtualBox で使っている。 この状態だと “Alt + TAB” は Windows10 上のアクティブウィンドウを切り替えたり Ubuntu 上のアクティブウィンドウを切り替えたりする。

対して “Alt + F1” ならば必ず Ubuntu 上のアクティブウィンドウを切り替えてくれる。

バグ

早速バグを踏んでしまい バグレポート を出した。

“python3-venv” パッケージは “pyvenv” コマンドを提供するべきだが、これが “pyvenv-3.8” へのデッドリンクとなっている。

どうやら python 3.5 からは pyvenv は非推奨であり、替わりに “python -m venv” を使う事が推奨されているらしい。 なので、深刻なバグとは思わない。 でも ansible の中では、まだこの方法が使えないのだ。(ansible は自動セットアップツールの名前。)

とりあえず下記のようなスクリプトを作成し、ansible からはこのコマンドを使うようにして回避した。

#!/bin/sh

/usr/bin/python3 -m venv $@

結論

リリース直後にもかかわらず今の所大きい問題には直面していないし、Ubuntu 20.04 は良いと思う。

多分、近いうちに Ubuntu Server は仕事でも使うんじゃないだろうか。